リアル徒然 久遠のお誕生日祝い’14(同棲設定 忍者ブログ
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久遠、お誕生日おめでとぉぉぉぉ!!!!!!!

マイペース更新とかなんかいろいろと言っているけれど、
未だに私の心の中を占める久遠大好き率は圧倒的です。
それくらいに大好きです。
奈々穂さんに負けないくらい大好きです。
いやでもここは負けてもいい!
奈久が好きだ!
大好きだ!

ということで、続きから大人奈久です。



夜景が見える高層レストラン。
「お誕生日おめでとう」なんて言われながらグラスを掲げ傾ける。
そんな日が過ごせると思っていたのですけれども。

「やっぱり家が落ち着くな」
奈々穂さんは特に何をするわけでもなく、ソファーに座ってごろごろしている。
仕事を始めて、一緒に暮らすようになってからもう数年。
確かにどこかに出掛けてまで特別視するような行事ではなくなってきているのかもしれない。
……いいえ、誕生日。
そんなことは決してあるはずがない。
ましてや奈々穂さんのこと、プレゼントの用意し忘れなどはあっても、お祝いの言葉1つないなんてことは――。

「あ、そうだ久遠」
「何でしょう?」
ついに来ましたわね!
「明日は朝早い。すまないが、朝食は一緒に食べられそうにないんだ」
「……そうですの」
「そうがっかりするなって。たった1日だけだぞ」
「ええ、そうですわね」
期待していたような言葉ではなかった。

それにしても、先程から何かを用意する素振りすら見せない。
……もしかして、本当に何も準備をしていない?

「久遠」
思わずため息をつきそうになったときだった。
「誕生日、なんで祝わないのか不思議に思っている。そんな顔をしている」
「そうですわ。だって、今日は私の誕生日なんですのよ」
「そうだな」
「なにの奈々穂さんったら、さっきからごろごろしているばかり。まるで私の誕生日なんてどうでもいいくらいに」
「心外だな、どうでもよくはないぞ」
「じゃあ何なんですの?」
「私はもうお祝いした。ただそれだけだ」
「……意味わかりませんわ」
「それでいいさ。私はそろそろ寝るぞ」
奈々穂さんはそう言って、先に寝室へと向かってしまった。

意味がわかりません。
もう祝った、だなんて。
私には一言も「おめでとう」と言ってくれなかったのに。

10月3日を迎えた夜は、こうして更けていった。


翌日。
私は奈々穂さんが言っていたお祝いの意味をこれでもかというほど知らされた。
行く先々でたくさんの人に祝われる。
どうして今年だけ。
問いただしてみると、誰もが口にする奈々穂さんの名前。
「お祝いしてほしいって言われたから」
あぁもう、本当に。

……意味がわかりませんわ。

急ぎ足でその日は家に帰宅すると、すでに奈々穂さんが帰ってきていた。
「おかえり、久遠。どうだった、私のプレゼントは」
「もう……よくわかりませんわ」
「そうか?なかなかいい案だと思ったんだけどな」
「本当に、驚きという点では満点ですわね」
「ならいい。じゃあプレゼントの最後だ」
奈々穂さんは私を見つめて、いつもの優しい表情で伝えてくれる。

「久遠、お誕生日おめでとう」

その一言だけで、私はまた満たされる。

***

大人奈久。
仕事していると思うんですけど、久遠は何をやっているんだろう。
普通に事務員とかは考えられない今日この頃。

最近サプライズって流行っているらしいので、それに便乗してみました。
職場の人とかたくさんの人を巻き込んでのお祝い。
下準備は済んでいたからこその「もうお祝いした」発言。
イケメンだなーって少しだけ思いました。


いやー、本当に。
奈久早く同居しませんかね。



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