リアル徒然 プロポーズ大作戦 忍者ブログ
日常のちょっとした事、小ネタ、アニメ・漫画の事、いろいろ書いていけたらと思います。
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アニメの久遠設定で書いてみました。
プロポーズしてほしかったんです。
改めて。


では続きから、奈久のプロポーズ。
___

「話ってなんですの?」
「久遠、卒業したらどうするつもりだ?」
「決めてませんわ。どの道ここにはいられないでしょうけれど」
「本当にそうなのか?」
「えぇ」
「……考えたんだ。お前はこのままここにいた方が幸せなんじゃないかって」
「そうでもありませんわよ」
「あぁ、虫のいい可能性に過ぎない」
「でしたら、気休めはやめてくださいな」
「気休めじゃない。久遠、私は奏から離れることはできない。だから」
「奈々穂さん?」
「だから、私と一緒にいないか?そうすれば、お前はこのままここにいることができるんじゃないか?」
「そんなこと」
「3人で暮らそう。こんな時くらいは私をもっと頼れ」
「……ですが、きっと今まで以上に迷惑をかけてしまいますわ」
「構うもんか。久遠がいなくなることに比べたらなんてことない」
「きっと後悔しますわよ」
「前に一度、お前がいなくなった時に私は痛感したんだ。こうも私の日常には久遠の存在が大きかったんだと。だから、後悔はしない」
「奈々穂さん……」
「だから久遠、私と一緒にいてほしい。これは、私が勝手に抱いた願いであり、わがままだ。そんな私に、付き合ってほしい」
「私は会長の秘密を探るスパイですのよ」
「構うもんか。私が会長を守る」
「でしたら、敵ではありませんの」
「あぁ。敵を騙すなら味方からというだろう」
「意味がわかりませんわ」
「私が聞きたいのはそんなことじゃない。久遠、お前の気持ちが知りたい」
「私は……」
「私と一緒にいてくれないか」
「私は、今まで散々会長にはお世話になりました。奈々穂さんにも数えきれないほどご迷惑をかけてきました。今この瞬間だって、私はあなたを困らせている。そんな重大な決心まで1人でさせてしまっている」
「そんなことはないぞ」
「私は、一生をかけても返しきれない恩を受けてきました」
「そんな――」
「でもやっぱり組織を裏切ることはできない。家族を捨てるなんてことは、できませんわ」
「あぁ、わかっている」
「ですから、私を側に置いてくださいませ。あなたの側で、会長を見続けますわ」
「久遠……ありがとう……!」
「本当に、どうせプロポーズならもう少し言い方ってものがありませんでしたの?」
「これでもいろいろ考えたんだ。ダメだったか?」
「いいですわ。奈々穂さんらしくて。ですが、こんなところで……もし誰かに聞かれでもしたら」
「大丈夫だろう。さっき見回りしたが、誰もいなかったぞ」
「油断は禁物ですわよ」
「構わないさ。見せつけてやればいい。今は嬉しくてそんなのどうでもいいさ」
「もう……仕方ありませんわね」
こんなプロポーズされるなんて、思ってもみませんでしたわ。
でも今は……今だけは、抱きしめてくれる奈々穂さんの温もりがあたたかくて、幸せとはこういうことを言うのだと感じた気がした。
~~~
翌日。
「見た!?今日の学園新聞!」
「ほんとショック~」
「でもあのお二人ならお似合いよね!」
【スクープ!金城副会長、銀河副会長へプロポーズ!】
【喜びで抱き合うお二人!】

「奈々穂さん!これはどういうことですの!?」
「いや、それは……その、あれだ、ほら、見せつけようとだな」
「誰もいないっておっしゃっていたのはどこのどなたかしら」
「申し訳ありませんでした」

***

プロポーズしてほしいなって思いました。
久遠はたぶんできないかなぁと。
自分はいつかここから出て行く身。
奈々穂のことは眩しくてまっすぐした光のような人だから、きっと遠慮してしまうのではないかと。
だから、するとしたら奈々穂の方から押し切る形ですかね。
一緒に来てくれと押し切って、頷かせる。
そんなところがいいかと。



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